今回で11回目になりました。
picsim(私)は社会派ブロガーのちきりんさんの大ファンです。彼女は外資系コンサル出身の60歳ぐらいのおばさんで、本名を明かしていない謎の存在です。
彼女の記事はマーケティングや、社会問題の分野が多く独自の視点で切り込みます。
ちきりんさんはのブログは読んでて気持ちがいい。
なぜなら、ブログの文書構成は、あるルールによってパターン化されているからです。
ちきりんさんブログの特徴は
- ロジカル(論理的)
- 問題は何なのかハッキリしている。
- だから何なの?(すごいの?、ダメなの?、いい事?悪い事?)
- 主張に対しての反論(一般的にこんな意見や、あんな意見があるよ)
- 主張の事例と解説がわかりやすい(数字、データ、キーワード、概念図)
- まとめ1(だから~~~すべき、だから~~~は良い、悪い、進んでいる、遅れている)
- まとめ2(読者への問題提起、オススメ)
- 読者に「なるほど!」、「そういう考えもあるのか!」、「この考えは面白い or 受け入れられない」などと考えさせる内容
自分もそんな記事を、楽に書けるようになりたいので、ブログの構成をざっくり分解してみました。
基本的な文章構成のフォーマット
シンプルです。 これをベースに伝えたい内容によって構成が変化しています。
具体的な例を見ていきましょう。
1.自分の体験、気づいたことをテーマにする場合
学校で浪費される無駄な10年をどーにかすべき論 - Chikirinの日記
ちきりんの体験の感想は、感情要素が強いです(めっちゃ楽しい、ダメダメだよね、それってどうなの?)
それが問題提起につながって読者の関心を引きます。ここでフックに引っかからないと読んでもらえなそうなので重要です。
2.時事ニュースや世界の話題をテーマにした時
だから何なの?だから問題?問題じゃない?がはっきりしていて、読者にテーマの視点をガイドしてます。
なぜ良いのか、悪いのかが客観的にデータやキーワード、時には概念を用いて説明してます。
そして、テーマの専門性の背景を説明しています。
そして、それがテーマに戻って、だから「スゴイ!or ダメだよね」でと切り込み、更にミクロな視点で具体例を出していきます。
最後の結論で、だからこうしようね!と読者へ提案。
「今後も追記します」が、さらにテーマを深掘りしてくれるんだ!と、期待感を持って読み終えれられます。
3.社会問題について独自の視点で切り込む場合
これが出来るようになるには、相当リサーチして知識を深めて独自視点や価値観を伝え、改善提案のプロセスを提示できないと書けない。まさにちきりんの十八番。
コンサルの人たちは毎日こんなことを繰り返しているんだから凄い!
4.読んだ本の紹介① 思わずamazonで本を買いたくなる本の紹介の構成
この一冊 2015年から2016年へ - Chikirinの日記
本や著者について知らなかった読者に興味を持ってもらいます。
読者はブログを読み終えた時点で、本について大体の内容が頭に入っているので、思わず最後に文末のアマゾンのリンクを押しちゃいそう。
5.読んだ本の紹介② 著書の論点について独自の視点で切り込む場合
読書感想文の宿題を出されたら、このフォーマットを使って書いてみたい。
小中学生の夏休みの宿題はちきりんのブログを読んで文章のパターンをみつけたらいいんじゃないの。
いかがでしたか
今回は、人気ブロガーちきりんさんのブログはどのような文章構成になっているか調べてみました。
大事なことは、
読者に「なるほど!」、「そういう考えもあるのか!」、「この考えは面白い or 受け入れられない」などと考えさせる内容にすることです。
そのためには、
- ロジカル(論理的)に伝える。
- 問題が何かをはっきり伝える。
- だから何なの?(その問題が、すごいの?、ダメなの?、いい事?悪い事?)の程度や事の重大さをはっきり伝える。
- 主張に対しての反論(一般的にこんな意見や、あんな意見があるよ)を客観的に伝える
- 事例は(数字、データ、キーワード、概念図)を用いる
- 結論を書くときは、(だから~~~すべき、だから~~~は良い、悪い、進んでいる、遅れている)
- 読者への問題提起をして
- 文末にアマゾンのオススメをつけること
文章力を上げたり、ロジカルな記事にしたい人、アクセス数を上げたい人はぜひ試してみましょう。
文藝春秋
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