ピコシムのブログ

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ピコシムのブログ

社会の出来事を「なぜ?だから何なの?」の視点で探ります

アメリカが資本主義から社会主義へ転換する兆し

社会

今年、アメリカ大統領選挙が行われますが、資本主義を邁進する国で、民主社会主義を唱える珍しい大統領候補者がいます。

 

(以下、テレビ東京:未来世紀ジパング まとめ)

 

日経スペシャル 未来世紀ジパング ~沸騰現場の経済学~|テレビ東京

 

「1%の富裕層が99%の富を独占している」

「私たちには政治革命を目指す数百万人がついている、格差社会はもうたくさんだ!」

そう支持者に唱えるのが、

 

バーニー・サンダーズ  74歳

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/13/Bernie_Sanders_113th_Congress.jpg

民主社会主義者バーリントン市長時代(1981年~1989年)

低価格住宅や女性の権利拡大を実現しました。

 

上院議員時代(2007年~)には

富裕層を批判、8時間の大演説しました。

 

バーニーの主な政策方針は

  • 公立大学の授業料の無料化
  • 国民皆保険制度の実現
  • 最低賃金の引き上げ(1700円以上)
  • 富裕層課税による財源確保

バーニーの支持者は

「バーニーのメッセージはこの国の状況を変えてくれそう」

 

民主党の中間投票結果は、

アイオワ州

  • バーニー  49.59%(支持層は20~29歳は8割、30~45歳の6割)
  • クリントン 49.84%

ニューハーンプシャー州

  • バーニー  60.4%
  • クリントン 38.0%

 

彼の発言は、

若い世代から圧倒的な支持を得ている

 

(引用終わり)

 

なぜ、バーニーが脚光を浴び始めたのか。

それは、

アメリカンドリームなんてないことに、米国民が気付いてしまったこと。

 

親の所得がないため大学に行けない、

一度転げ落ちてしまったら最後、再チャレンジする仕組みがない、

国民皆保険制度がないので、虫歯の治療すらままならない。

夢も希望もありません。

 

格差社会は日本でも2000年代に

「下流社会」が有名になりました。

 これは、要約すると「今後、中間層の消滅により、格差が二極化する」という話でした。

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

 

 

番組の取材で、アメリカの格差社会についてどう思う? 

と、トンネルで暮らすホームレスにインタビューしたら、彼は

 そんなことを考えるだけ無駄だ、
俺たちは毎日生きるだけで精一杯だ。

 これは、自分も一時ホームレス一歩手前まで行った経験から言えますが、

貧しくなればなるほど、社会の出来事には無関心になります。

その日を生きていくのに必死だからです。

特に、今日、どうやって食べるか考えます。

 

貧困状態になると、こんな人生は「無理ゲーすぎる!」 

と思いますし、中には、こんな世の中を破壊してやる!と考えるのも納得です。

それが今日の欧州テロの本質でもある「格差社会」なのです。

  

ちなみに、

ホームレスの数は

  • 日本    6,800人
  • アメリカ 578,000人

圧倒的な格差社会ですね。

 

所得層の視点で見ると

www.scoopnest.com

中間層が50%を切るのは時間の問題で、

このグラフにはない年齢層別では、若い人が圧倒的に下流層にいて、更に転落してホームレスになったり、

下流層→中間層→上流層、というかつてのアメリカンドリームが、

中間層→下流層→下流層(固定化)ホームレスというパターンが多くなります。

 

「幻想」だったアメリカンドリーム 親世代を超えられない 階層が固定化 sci

  

 アメリカが自国の格差社会が更に深刻化すれば、

自国民が自暴自棄になって、犯罪発生やテロのによる治安悪化は避けられないでしょう。

現実に、欧州で若い世代がテロを起こしたり、暴動を起こしていますが、

今後、中東難民の一部が定着し、仕事に就く上で差別されれば、「機会の不平等」に対して絶望し、テロや犯罪を起こし、治安が更に悪化するのは想像に難しくありません。

 

 だから、何なの?って話ですが、

 

日本でも同じように中間層の減少が起きています。

2000年の政府の構造改革以降、労働者全体の非正規社員が4割になりました。

専業主婦が働きにでて、アパートをする人も増えました。

 

離婚する人も増え、一人親世帯の貧困が問題になっています。

日本では子供の6人に1人は貧困世帯で、改善すべき課題になっています。

 

親世代は中間層だったけど、子ども世代は下流層。

将来年金だって貰えないかもしれないし、俺ら世代は「無理ゲーすぎる」

という世界に既になっていて、今後さらに深刻になるはず。

 

となれば、将来、日本の治安の悪化は確実であり、
テロ行為や、犯罪多発によって社会不安が増大することは確実でしょう。

 

秋葉原通り魔事件 - Wikipedia

 

のような、ものが増えてくるかも。

 

ということは、

解決すべき方向性として、「人生ゲームの難易度」を

「無理ゲー」から「ちょっと難しいけど自分でも勝てそう」

ぐらいにする社会が必要だってことです。

 

「衣食住」が満ち足りて初めて、次のステージに進めます。 

 

 だから、

最低限の部分は保証して、ベーシックインカムで国民全員に、
あなたは何もしなくても最低限生きれますが、もっと良い生活をしたいなら働いてね!

というようにすればいいんじゃないかな。

 

いずれ人工知能によって、ホワイトカラーの人も仕事が無くなるんだから。

 

picsim.hatenadiary.jp

 

 

 ベイシックインカムについては、近日取り上げます!

blogos.com

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

次回もお楽しみに!

 

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉