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社会の出来事を「なぜ?だから何なの?」の視点で探ります

2050年の日本の地域別人口減少地図

社会

先日ちきりんと木下斉トーク配信で「地方再生」についてがテーマでしたが、

日本の人口は今後2050年までに、

どこで、どのくらい人口が減るの?と疑問に思いましたので、国交省の未来予測を元にまとめました。

 

ちなみに

2015年 1億2708万人(高齢化率26%)

2050年    9515万人(高齢化率39.6%)

 になります。

 

今後2050年までの34年間でおよそ、3200万人の人口が減少します。

2050年までに、誰も住まなくなる地域(無居住化)が2割に達します。

 

減少の予想図は、

2010年の人口を100とした時にどのくらい減るかを色で示したものです。

それでは北から見ていきましょう。

北海道

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 北海道は札幌周辺だけが、ゆるやかに減りますが、

他の大半の地域では、人口が大幅に減少します。

緑の地域は誰も住まなくなる「無居住化」が進む地域で、道南、道東地域がそれにあたります。

 

東北

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東北地方では仙台市の一部だけ人口が増加し、

その他は全て減少します。

緑は無居住化する地域で岩手県、福島県に多く見られます

関東・東海の一部

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東京都の一部と、神奈川県の一部、千葉県の一部、茨城県の一部は人口が増加しますが、ほとんどの地域で人口が減少します。東京の区部でも人口減少が進みます。

 

東海の一部、関西、北陸

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愛知、滋賀、大阪一部地域を除き、人口減少が進行します。

特に、能登半島の一部、和歌山、奈良、三重の山間部は無居住化し、誰も住まなくなります。

中国

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広島、岡山の都市部の一部地域は人口が増加します。しかし、島根、山口、広島、岡山の山間部は無居住化が進み、その周辺地域で大幅に人口が減少すると見込まれます。

 

四国

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四国は全域で人口が減少します。特に山間部では無居住化する地域が多く、その周辺部でも高い人口減少率が見込まれます。

 

九州

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福岡、熊本、大分の都市部の一部地域のみ人口増加します。各都道府県の都市部を除く地域では高い減少が予想され、特に大分、鹿児島の内陸部とトカラ列島の一部は無居住化する見込みです。

 

沖縄

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沖縄は本島の一部と石垣島の都市部の一部地域では人口が増加します。

他のエリアでは減少します

 

で、何がわかるのか?

これを見て分かることは

  • 人口増加する地域は限定的で
  • 都市部でも人口が横ばいか、25%の減少が多く
  • 中山間地域ほど人口減少率が高く
  • 中山間地域で無居住化が進行する
  • 無居住化地区(限界集落)の活性化は難しい

で、今後どうするか

  • 都道府県の再編、市町村再合併による行政の効率化
  • 現在のインフラの段階的縮小、廃止の計画
  • 投資効果が著しく低い大規模インフラ整備の見直し
  • 無居住化地区の自然化政策(自然林へ移行)

が求められます。

限界集落の人口を増やすとうのは、現実的じゃないとわかります。

 

結局「地方再生」より「地方終活」じゃないか?

現状でも、中山間地域の働き手がいなくなり、消防、訪問介護、地域の見回りみたいなことをする人がいないので、「地域おこし協力隊」で若者を募集して、人員を投入しているのは(ほんとうは良くないんだけど)話がつながります。

 

彼らは任期つきで3年間だけですので、終わったあと自立しなければいけません。

中には給料は月15万円で、車も持てず、ボーナスも無く条件が悪い人もいます。

都会の非正規社員よりも大変そうだし、途上国から低賃金の労働力として来た外国人研修生みたいな扱いです。

 

ということは、

中山間地域の高齢者社会福祉の担い手を、都市部の低賃金でサービス業よりも、高給で雇入れて公営住宅を提供し、子育て支援もすれば人はやってきそうです。

 

すでにやってる地域があります、

www.huffingtonpost.jp

 

つまり、地方の人口減少が著しい中山間地域は「終活」に向けての過渡期であって、今から人口倍増計画して町を活性化して産業創出するぞ!というのはほんの一部の地域しか、できないってことです。

完全に人がいなくなるまでの間を、そこに住む高齢者を完全に見捨てるのではなくて、セーフティーネットを保ちながら、ソフトランディング(軟着陸)させる。

そのために、都会からの希望者を呼びこむというのは、お互い(行政も国民も)不幸にならないパターンになりそうです。

 

もっと詳しい情報が知りたい人は、

出典元の、『新たな「国土のグランドデザイン」骨子参考資料 H26国土交通省』

http://www.mlit.go.jp/common/001033672.pdf

をご覧ください。

 

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 最後までありがとうございました。

次回もお楽しみに。

 

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