こんにちは、ピコシムです。
ADHDと診断を受けて、ストラテラが処方されました。今回はその薬の効果と副作用について実際の体験をまとめました。
◆ストラテラ体験関連
ストラテラを飲んで8ヶ月目 / 栗原類さんが発達障害の本を出版
◆ADHDと診断されるまで
◆ADHDと行動について
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ストラテラって何?って話だけど、
ストラテラとは薬の商品名で、薬名はアトモキセチンです。wikipediaでは、
アトモキセチン(英語: Atomoxetine)はノルアドレナリン再取り込み阻害剤(英語版)の一種であり、日本においてはストラテラの商品名で知られる。日本での適応は注意欠陥多動性障害(ADHD)である。薬事法における劇薬である。
となっていますが、全く意味がわからないので、
薬の性能を、ブラック企業に対抗する労働組合に例えると
今までは
- 脳内に、やる気の元の快楽物質の「ノルアドレナリン (若手社員)」が少なかった
- なぜなら「トランスポーター(パワハラ上司)」が沢山居すぎて「ノルアドレナリン(若手社員)」を大量に捕まえパワハラしていたから、やる気や集中力、注意力が出ず、鬱になっていた。
そこで、
- 「アトモキセチン(会社の外にある労働組合、別名(ストラテラ))」が「トランスポーター(パワハラ上司)」をパワハラしないよう厳しく監視するようになった
結果
- 「ノルアドレナリン (若手社員)」が脳内に増えて、一緒に取り込まれた「ドーパミン(新入社員)」も増えて、快楽物質が出てやる気が増える!
という仕組み。(2016/2/20一部内容の表記を変更しました)参考【ADHD・注意欠如多動症】4回「ADHDの原因と治療!」
なるほど、でも、労働組合である「ストラテラ」は劇薬なんですね!(ちょっと怖いですね、実際の社会でも労働組合が暴走して社会革命を起こしたら・・・)
ちなみに、
これ以降の記事の内容はピコシムの体験した個人の感想です。
当記事はストラテラの服用を宣伝、推奨するものではありません。
ストラテラは薬事法における劇薬に指定されています。
服用の際は自己判断せず必ず医師や薬剤師の指示に従いましょう。
薬の乱用はダメ、ゼッタイ!
40mgストラテラを飲んでから
約2時間後の状況(仕事中)
効果
- 視界が広がった
- 注意力が高まった
- 集中力が高まった
- 脳内の霧(ノイズ)がなくなり静寂を保つ
(これによって視界の広がりや、注意力、集中力の高まったか)
副作用
- 軽い吐き気
- 軽い胃のむかつき
- 喉の渇き
- 食欲不振(軽い吐き気や胃のむかつきいた結果)
一般的に、薬の効果は2種間後に始まり2ヶ月以降に安定するそうですが、私の場合は比較的すぐに効果が出ました。初めての服薬だったので、薬の感受性(とりこみ)が体質的に早かったのかもしれません。
副作用は想像したほどひどくはありませんでした。
それで、薬によってどう気分や行動が変わったのかまとめました。
気分的な高揚感
- のびたくんが、出来杉君と頭を入れ替えたような感覚(頭がスーっとして冴える)
- 抜けていた自転車のタイヤの空気をパンパンに詰めて走行が快適になった感じ。
- 理由はないけど、人生が成功しそうな予感。
- 今なら英語をガチで勉強したらハーバード大学に留学できそうな勢い。
(普通こんな気分には絶対ならないので、薬の効果なのでしょう)
身体的な感覚
- 首筋ら脳天にかけて鳥肌が一定周期で波打つ。
- 脳内が少し締め付けられて、ビリビリしているような感覚。
注意力・集中力の特徴
- 仕事中、周囲の状況に気が向くようになる。
- 会話の間に割り込まない、一拍おいて話せるようになる。
- 会話の間の沈黙の時間の空気を読めるようになる。
- 仕事後、あまり興味の沸かないセミナーに参加しても集中力が持続する。
(今までは、興味のないものは内容が全く頭に入らなかった)
副作用の特徴
- 飲み会で、一気にお酒を飲むと吐きそう、食欲が沸かない。
(ビール、グラスワイン4、美味しそうな食事) - (帰り道)ストラテラの効果で頭はまだ冴えているが、疲労を感じる。
- (帰宅後)頭は覚醒しているけど、直感的に早めに寝ないとヤバそうな感覚
- 喉が乾きやすく、適宜水分補給をする
初日の感想
私の体では、ストラテラの効き目は初日から実感できました。
覚醒作用があり、やる気がでました。しかし、今まで精神指向薬は一度も飲んだことがないので、単に薬の感受性(取り込み)がスムーズにいっただけのような気がします。
薬による副作用は、喉の乾きが一番感じられます。なぜなら、肝臓で薬の効果を無害化する際に水が必要になります。
私たちの体には毒物を解毒する機能が備わっています。自然界の食物には様々な化学物質が含まれており、その化学物質の中には有害物質も含まれています。これら有害物質を無効化するために解毒機能があり、同じように薬も代謝されることで薬としての機能を失っていきます。
翌朝の寝起きは非常に良かったのですが、服薬後24時間に近づくとまた頭がボーッとしてきます。ストラテラは継続して飲み続けることで、効果が生まれることを説明したのが下の図。
毎日決まった時間に薬を飲まないと、血液中の薬物濃度の波が崩れてしまうので、注意が必要です。
薬に対する感受性の変化
一般的には薬は飲んでいるうちに、体に耐性がついて徐々に薬の効き目が薄くなるようです。その際に、ストラテラ40mgからさらに容量が増えるかもしれません。
まとめ
- 集中力、注意力が高まり、一定の効果を得ることができた
- 覚醒作用によりやる気が湧いてくる
- 喉の渇き、軽い吐き気、食欲不振などがあるが軽微だった
今後も更新します!
最後までお読み頂きありがとうございます!
次回もお楽しみに!
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