ピコシムのブログ

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ピコシムのブログ

社会の出来事を「なぜ?だから何なの?」の視点で探ります

先延ばしから早期着手へ、ADHDの脳内の時間処理機能を改善

ADHD

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/82/Watch_automatic_mainspring.jpg

 ピコシムです。前回はストラテラを飲んでどう変わったか初日の感想を書きました。

今回はADHD(注意欠陥多動性障害)が抱える問題のうち、「問題の先延ばし」を取り上げます。

 先日、仕事で大事な報告書を提出することを忘れ、先方からクレームが来ました。先延ばしによる問題が起きたのです。

このようなトラブルは多々あり、信頼関係を失う大きな要因です。度重なる失敗は、失業や生活困窮に直結する重大事項です。

ADHDの先延ばし問題とは?

  • 普通の人よりも時間感覚に乏しい
  • 遅刻や、段取りの悪さ、長期的計画を立てて実行することが常に困難
  • 結果、社会的に信頼関係を構築できない

先延ばしの原因は?

  • ADHDによって前頭葉が正常に働いていない
  • 前頭葉が働かないことで、「時間処理機能の異常」
  • 前頭葉のドーパミンやノルアドレナリンの脳内神経伝達物質の不足

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/54/Frontal_lobe_animation.gif

前頭葉の位置 出典:wikimedia commons

ADHDの症状は従来、「機能実行異常」「遅延報酬の理解困難」の2つと考えられていましたが、新たに「時間処理機能の異常」があると発見されました。

ADHDの症状は、経験や知識に基づいて選択や判断できない「実行機能の異常」▽「後で遊べる、ほうびがもらえる」などの考え方ができず、我慢できない「遅延報酬の理解困難」--の二つとされてきた。


 しかし、英サウサンプトン大のシュヌガバーク・エドマンド教授が昨年6月、「3時間で作業を終わらせる」などの段取りができなかったり、時間を守ることができない「時間処理機能(=タイミング)の異常」という、三つ目の症状を発表した。「時間処理機能の異常」のみに悩んでいながら、従来は他二つの症状に分類されていた患者もいたという。

2011.7.16<毎日新聞:高知版>ADHD:時間処理機能の異常など、最新研究を紹介−−高松 /四国 : *NIJIの会*News

先延ばし対策は何がある?

  • 薬物療法(メチルフェニデート、アトモキセチン=ステラトラ)の服用

    これにより、脳内でドーパミンやノルアドレナリンの神経伝達物質の濃度を高める

  • 行動療法(付箋を貼っておく、リマインダを使う)

 石川教授はADHDの薬物療法についても触れ、脳内でドーパミンやノルアドレナリンの神経伝達物質の濃度を高めるメチルフェニデート(商品名・コンサータ)とアトモキセチン(同・ストラテラ)が国内で主流と説明した。

2011.7.16<毎日新聞:高知版>ADHD:時間処理機能の異常など、最新研究を紹介−−高松 /四国 : *NIJIの会*News

対策の実行

  • 薬物療法でアトモキセチン(ストラテラ)を服用。
  • 行動療法で付箋、メモ、スマホのスケジュール機能を使う

結果は

  • 薬物療法で根本的な改善が見られた。
  • 前頭葉が薬の効果によって「時間処理機能」が正常に働くようになった
  • 課題に対して「意欲的」かつ「早期着手」できるようになった
  • 動き出しの気持ちが軽くなった

改善するための2つの方法の体験

  • ストラテラなどの薬を飲む
  • 付箋や、スマホのスケジュール機能を使う

この2つを併用すると、改善します。

 

以前私は、行動療法だけをしていて、付箋やスマホのスケジュール機能を使っていました。今は、ストラテラを飲むことで、時間感覚や課題について「あっ、締め切りまだだけど、先にやっておこう」とか「出発まで2時間早いけどもう準備しておこう」と思うようになりた。

もし、

  • 遅刻が多い
  • 締切に間に合わないことが多い
  • 長期的な計画を立てて実行できないことが多い

と思う方や、家族や同僚でそういう方がいたら、ADHDかも知れません。

では、彼らがどのような時間感覚で動いているか、

私の例で 例えば電車に乗るまでを図にしました。

f:id:picsim:20160220023131p:plain

 普通の人なら、電車の時間に間に合うように「余裕をもって出発準備をします」

しかし、ADHDの人は出発準備が遅いのです。ギリギリの時間か完全にアウトになってから準備をし始めます。

なぜなら、時間の見積もりが大甘だから。その原因は脳の時間処理機能に異常があったのです。

私は、以前は行動療法だけで、

出発準備時刻に、Youbeの「宇宙戦艦ヤマト」を流して、やる気を起こすという儀式がありましたが、行きたくない、だるいなーなどと思っているとあっという間にデットラインを超えてしまいます。

ストラテラを飲むようになってから、動き出しの体が軽い気がします。

もし、あまりに時間にルーズで自分で努力しているのに、時間管理がうまくできない場合はADHDかもしれませんので、心療内科で見てもらったほうがいいかもしれません。

 

 関連エントリー

ADHD カテゴリーの記事一覧 - ピコシムのブログ

 

マンガでわかる大人のADHDコントロールガイド

マンガでわかる大人のADHDコントロールガイド

 

  

id:picsim

次回は、「信じた人が救われる!?プラシーボ効果」です。

最後までお読み頂きありがとうございます!

次回もお楽しみに!