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社会の出来事を「なぜ?だから何なの?」の視点で探ります

信じる者が救われる!?プラシーボ効果の不思議

社会

先日はLPS細胞疑惑についての話題でした。

世の中には、医学的、科学的に効果が確認されていない「水」、「お茶」、「サプリメント」、「金属」、「磁気」などを健康商品として販売されています。

尚、この記事は特定の商品に対しての批判的記事ではなく、あくまで「プラシーボ効果」について取り上げた記事ですのでご了承ください。 

 それを効果があると信じて、摂取したり身に付けると

「痛みが治った気がする」

「体の調子が良くなった気がする」

という不思議な現象が起きます。

 

これを「プラシーボ効果」(偽薬効果)といいます。

 

今日は視点を変えて、あえて科学的効果がない健康商品を買っても効果がでる、

 プラシーボ効果(別名:プラセボ効果)について説明します。

 

プラシーボ効果はもともと、医者が患者に薬を処方するときに使っていました。

患者は本物の薬で効果があると完全に思い込んだ結果、

痛みが消えたり、体の調子が良くなったような気がします。 

偽薬効果(ぎやくこうか)、プラセボ効果(プラシーボ効果)とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われることもある。

偽薬 - Wikipedia

目的

  • 医師が患者の精神を安定させること
  • 精神疾患(うつ病)などの患者に投与して病状を改善すること
  • 臨床試験の薬剤の効果を見るために偽薬投与グループと比較すこと

プラシーボ効果のメリット

  • 痛み、うつ病、慢性疲労症状に効果がある場合がある
  • 投薬に比べ副作用が全くないこと
  • 精神が安定することがある
  • 精神が安定した結果病状が改善することがある

プラシーボ効果のデメリット

  • 偽薬を本物の薬と思い込んで副作用がでるのではと心配した結果、実際に副作用が発生すること(のぼせ効果)
  • 偽薬のため、薬の作用がゼロで、(当たり前だけど)本来の薬の効果を期待できない

プラシーボ効果を活かす

世の中には、偽薬に変わって、特殊な金属を使った商品や、特別な加工をしたサプリ、特殊な加工をした水があります。

それらを使用したり、飲んだりして、不思議な効果がでます。

例えば、

  • マラソン選手が「筋肉をほぐし、リラックスさせる」特殊な金属を溶かしたシールを貼って走り、良い結果が出る
  • 野球選手が、「筋肉をほぐし、リラックスさせる」特殊な金属のネックレスを掛けて試合に望み、打率がアップした
  • お年寄りが「ひざ、関節、腰が痛くならない」特別な加工をしたサプリメントを飲んで、痛みが和らいた
  • 体がダルイくて気分が優れない人に「気分症状が改善する」特殊な加工をした水を飲んで、元気になった

これらは、「特殊な金属」や「特別な加工をしたサプリメント」、「特殊な加工をした水」が直接的に身体にいい影響を及ぼしたわけではありません。医学的、科学的には効果がなくても、本人の思い込みによる「プラシーボ効果」が気分や痛みを和らげたのです。

そして、

この特殊なアイテムのおかげで、体が良くなったりパワーアップすると信じることで、

リラックスしその人のパフォーマンスが最大限活かされ、

結果として

  • マラソンでいい結果がでた!
  • 野球の打率が上がった!
  • フィギャスケート大会でいい成績になった!
  • 腰や肩の痛みが和らいだ!
  • 鬱々としてた気分がとても良くなった!

などの良い効果がでます。

巷にはそのような商品が沢山溢れており、満足度も高いのは事実です。

安値で売ってしまうと、本当に効果があるのか「疑ってしまう」危険があります。なので、あえて少し高値で売って、お客さんに信じこませています。結果お客さんは、主観的に「よくなった気がする」と満足度が高くなります。

お店も商品が売れて満足!みんな幸せになります!

 

ところが、

あまりにも商品が高額だと、家族や知り合いから「そんな効果はあるわけない」と断言され、「騙された」と思ってしまうと、プラシーボ効果はなくなってしまいます。

 

ですので、

高額過ぎる商品は、消費者庁や国民生活センターから業務停止命令を受けてしまい危険ですが、

市場にはこれからも、ちょっと高いけど効果がありそう!と消費者が思う商品は、売れ続けるでしょう。

直接的な科学的医学的に効果がない「健康食品」や「健康グッズ」はますます販売されて、知らずに買ったお客さんは「プラシーボ効果」によって満足することでしょう。

 

これを利用しない手はありません!

例えば、学校の給食に

  • 頭が良くなる「特殊な成分が入っている牛乳」
  • 集中力が高くなる「特殊な成分が入ったパン」
  • 疲れが回復する「特殊な加工をした食器」

などと給食に出して、

子どもたちに信じこませれば、プラシーボ効果で成績がアップするかもしれません

でも、一部の賢い生徒がネットで調べて、そんな効果ないよと多くの生徒にバラしたら「プラシーボ効果」は無くなってしまいますが。

 

また、大人の世界でも

  • 業績が絶対上がる「気分を高揚させるチョコレート」や
  • 疲労を速攻で回復する「栄養ドリンク」
  • 残業しないで帰る「効率アップサプリ」
  • 特定の女子に振り向いてもらう「媚薬」
  • 冷えきった夫婦関係を改善する「ほれこーむ」

などが販売されれば、今後も売れることは間違いありません。

ちゃんと科学的に効果があるように見せて信じこませることがポイントです。

 

★★★

 

日本人は昔から「プラシーボ効果」を実践しています。それは「縁起」を気にする日本人にとっては大切なことです。

例えば

  • 験を担ぐ(以前良い結果があった時の行いを繰り返して良い前兆かどうかを気にすること)
  • 鏡開き(鏡餅を割ることで、悪いことを断ち切る縁起物の行事として)
  • ダルマ(七転び八起きの縁起物として)
  • お守り(厄除け(魔除け)、招福(開運、幸運)、加護などの人の願いを象った物品)

などが、昔から風習や文化として残っています。

また、現在でも

  • 学校や会社の入社式、入学式、卒業式、
  • 冠婚葬祭や伝統行事などの儀式も

参加する本人にとって、「節目」を意識し自覚する通過儀礼は、気分を良い方へ切り替える意味で「プラシーボ効果」といえるでしょう。

また、占いで良い運勢だったら嬉しくて、その日何かいいことがあるのではと期待します。結果としてその人のパフォーマンスが上がるかもしれません。

占いの結果が悪かったとしても「注意しておこう」と警戒するだけなので、悪い影響はありませんし。

昔、誰もが母親に「イタイのイタイの飛んでけ」と言われて痛みがなくなったような気がする「おまじない」もプラシーボ効果です。

 

また、ことわざにも、

「病は気から」とありますし、

 

身につけると特殊な効果のある金属や、飲むと特殊な効果のある水でも、

「鰯の頭も心身から」ということわざにあるように、

鰯の頭のようなつまらない物であっても、神棚にまつって信心すれば、有り難いと思うようになることから。

鰯の頭も信心から - 故事ことわざ辞典

信じることが「プラシーボ効果として」体に良い影響を与えます。

 

話を戻して、まとめると、国民の教育レベルが上り、多少科学的な知識が増えた結果

「宗教的な信仰」から

「科学的な効果のあるモノは良いモノ」

だと、信仰する人が増えたのだと思います。

 

これを、上手に自分自身に利用するか、商売として上手に利用したり、法外な料金で儲けるかは、現代人の良心が決めることなのかもしれませんね。

  

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id:picsim

次回の更新2月24日の予定です。

最後までお読み頂きありがとうございます!

次回もお楽しみに!

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