約2か月ぶりの更新となりました。
前回は、思考や考え方の違いは4種類あるという内容でした。
「友好型」「表出型」「分析型」「主導型」の、4つの思考のことを、ソーシャルスタイルといいます。その人の良い面に着目して見た場合です。
前回のコメントに、自分はどれだろう?と質問がありました。
こちらのサイトから自分の診断ができます。
ソーシャルスタイルは自己申告制でなく、相手がどのようにあなたを判断しているかで評価されます。仲の良い友人や同僚などが診断するのが良いでしょう。
今回は、その人の裏の顔について理解していきます。
ストレスが多い時に出現するバックアップスタイル
一方、その人がストレスを受けた時に出る思考、「バックアップスタイル」を知ることで、相手にしてはいけない地雷を探すことが出来ます。
ソーシャルスタイル←→バックアップスタイル
1.友好型←→追従的
2.表出型←→攻撃的
3.主導型←→独裁的
4.分析型←→回避的
友好型のストレス時の反応
追従に徹するタイプ
- 全体の空気を読み取り、相手に譲る
- 嫌だと思った仕事でも引き受ける
- 相手の主張が強い場合、反論しなくなり黙りこむ
- 表情が少なくなる
日本人によくありがちな反応です。ストレス状態に陥ると波風を立てたくない友好型は追従します。なぜなら面倒だからです。友好型の人がこの状態になったら、一歩引き下がってみましょう。
友好型の人間を活かす
- 和気あいあいとした雰囲気を作り出すことが得意→独裁的、攻撃的に接しない
- 仕事を始める前の根回しが得意→根回しなしの唐突な計画の変更を避ける
- 組織の潤滑油として円滑にしてくれる人→雰囲気の良い快適な職場環境を作る
表出型のストレス時の反応
攻撃型
- 感情的に怒りをぶつける
- 相手の欠点を責める
- 相手を精神的に追い込み批判する
- 相手をにらみつけ口調が攻撃的になる
表出型の人間は、普段は明るく社交的ですが、一旦ストレスがかかると感情的になり、攻撃的になります。特に相手の欠点を集中的に攻めて、精神的に傷つくことを言います。分析型の人間の私は、表出型の人間と相性が悪く、そのような友人に冷静に相手の問題を論理的に指摘した結果、火に油を注ぎ友人関係が解消されました。
表出型の人を活かす
- 想像力が豊か→新規事業や事業計画を建てるのが得意
- 直感で考える→常識にとらわれず柔軟な判断が必要な局面に強い
- 感情的・攻撃的にさせない→過去の経験やデータによって反証しすぎず、最初は共感する。
分析型のストレス時の反応
回避型
- 問題の相手から遠ざかる
- 無視、見ない振りをする
- 態度、感情を表に出さなくなる
- 黙りこむ
面倒な事や聞き分けのない人を説得しようとは思いません。なるべく問題の人を避けて行動します。諦めて当たり障りのない程度にコミュニケーションをして、関係を持たないようにする傾向があります。私は分析型です。ストレス時の反応は100%当てはまりました。
分析型人間を活かす
- 情報収集やデータ分析が得意で客観的→事業性があるか資料をまとめる仕事をさせる
- 現実的・着実な進捗を好む→夢やビジョンだけを語るだけでなく、実績や中間目標を設定しタスク化、役割の明確にする
- 分析型の人間が、あなたのアイディアや考え方に否定的なことを言っても、あなたの人格を攻撃しているわけではありません。
主導型のストレス時の反応
独裁型
- 支配的、独裁的になる
- 命令口調で伝える
- 権威をふりかざす
- 相手に余計なプレッシャーをかける
経営者に多そうなタイプです。主導型はリーダータイプですが、本人に自信がなくストレスがかかると権威を振りかざし、支配的な態度をとり、命令口調になります。友好型の正反対のタイプです。
主導型を生かす
- 組織をまとめる、方針を決めることが得意→会議が硬直したら意見を求めてみる
- 指示をして役割を割り振るのが得意→管理者として組織のオペレーションをしてもらう(適性がない場合は、影響の低い分野のリーダーとして役職をつける)
まとめ
4つの思考を理解することで、自分の特性を理解し、相手の特徴を観察してその人に合った接し方をすることで、自分がイライラすることが少なくなります。お互いストレスが軽減されて、一日の終ったあとの疲労感が少なくなりますのでおすすめです。
最後までお読み頂きありがとうございます!
次回もお楽しみに!