三菱自動車の燃費改ざん問題はスズキでも問題になって、連日ニュースで報道されています。燃費を正しく計測せず「理論値」を燃費として表示したことが原因でした。
ベストエフォートとは、インターネット回線の「理論上の」通信の最高速度です。
ベストエフォートとは、各種通信サービスにおいて、その場の状況や状態によって提供される通信速度や品質などの性能が変化するようなサービス形態のことをいう。速度の保証やコントロールを行わないため、回線の混雑などで通信速度が遅くなってしまうことがある。
- 光回線を契約したのに8Mbpsしか速度がでない!
- スマホで格安SIMにしたら先月は8Mbps出ていたのに、今月は0.5Mbpsしかでない!
- LTEエリアが90%カバーしてると言われたのに、実際は14%のエリアのみでしかサービス提供していなかった!
「ギガビット通信」をうたうプロバイダーに乗り換えたが、期待したより通信速度が遅い(メールでよくある情報提供と回答)_国民生活センター
光回線サービスの卸売に関する勧誘トラブルにご注意!(発表情報)_国民生活センター
何が問題なのか
- カタログ値と実測値が違いすぎる
- 店頭での説明と実利用環境が違いすぎる
- 集合住宅等でユーザー数が多ければ速度が落ちる
- 実際の通信速度は契約した後設置してからではないと分からない
- 契約後の解約は違約金が発生する
光回線はその性質上中継する機器の性能によって、末端の通信機器の速度が変わります。例えば、下の青い枠で囲まれている回線終端装置までの通信速度は問題なければ、有線ルータや無線ルータ、PCの性能、スマホ、タブレットの性能、ケーブルの種類や長さによる速度低下が考えられます。
もし、回線終端装置でその速度が出ていなければ原因は事業者にあります。
ところが、もしエンドユーザーに問題ない場合で、回線速度がでずサポートセンターに電話しても、上の図の青で囲まれている所以外のところに問題がないか確認してくださいと言われるだけです。
無線LANがバッファロー製であったら、バッファローのお客様センターに問合せしなければなりませんし、パソコンやスマホタブレットも同様にメーカーに問合せなければいけないのです。
しかし、だいたいは、電源の再起動や設定などを調べて問題がければ、他の機器を調べなければならないのです。
問題の切り分けは通信機器に詳しい人ならすぐに出来ますが、詳しくない人ではまずムリです。
正しい情報が与えられない消費者
出典:光回線サービスの卸売に関する勧誘トラブルにご注意!(発表情報)_国民生活センター
事例
【事例1】大手電話会社を名乗った勧誘で、てっきり新プランへの変更だとばかり思っていた
【事例2】光回線サービス以外の既契約のサービスが解約になることの説明がなかった
【事例3】料金や速度が勧誘時の内容と異なるので解約を申し出たら、高額な費用を請求された
【事例4】携帯電話と同時に光回線を契約したが、説明が誤っていた
【事例5】誤った説明で固定電話の番号が引き継げなかった。セットで契約した携帯電話は中途 解約扱いとなり、解約金を請求された
出典:光回線サービスの卸売に関する勧誘トラブルにご注意!
また、スマートフォンに関する相談件数も、増加しています。
出典:スマートフォンに関連する相談(各種相談の件数や傾向)_国民生活センター
- 防水をうたうスマートフォンを購入したが、水濡れで動作しなくなった。お金を払って別機種への変更を勧められたが、広告には「汚れたら洗える」などと書かれており、納得できない。
- 契約したスマートフォンの調子が悪く、5カ月間に2度交換してもらったが不具合が続くので別の機種を選んだ。交換した機種との差額を返金してほしい。
- 他社に乗り換えようと思い、携帯電話ショップに行ったところ「価格が安くなる」と言われ、スマートフォンに機種変更をしたが、毎月の料金が高額になった。契約を取り消したい。
最後までお読み頂きありがとうございます!
次回もお楽しみに!