こんにちは、ピコシムです。
仕事や学校から帰宅した後、試験勉強をしたり、ブログを書いたり、本を読んだり、宿題をしなきゃ!と思っていても『やる気がゼロ』になってしまい、何も出来なかったことありますよね。
ADHD(注意欠陥多動性障害)の人は、やる気スイッチがオンになりません。前頭葉の血流が少ないこと。やる気のもとになる神経伝達物質のノルアドレナリンが不足しているからです。
やる気スイッチをオンにする前に、やる気スイッチオフの法則を理解する必要があります。
やる気スイッチオフの法則
1. 帰宅後、ベットで横になる
疲れていると、帰宅後とりあえず横になります。すると、やる気スイッチがオフになります。最も影響が大きい行為です。
なぜなら、横になると副交感神経がオンになってリラックスモードになるからです。これは人間の習性なので、やる気が無いのは自分のせいだと責めないで下さい。
横になると眠くなるのは交感神経と副交感神経のオンオフが正常に働いていて健康な証拠です。
ADHDの人の場合は、私も含めて一度横になると、再びオンになるには原子力発電所の原子炉を再臨界状態にするぐらい何日もかかります。
2. とりあえずテレビをつけて視聴する
特に一人暮らしの場合、帰ってきて誰もいないと寂しいのでテレビのスイッチをオンにして流してしまいます。
しばらくすると、特に面白くなくても自然と画面に目がいってしまい、あっという間に時間が経ってしまいます。
テレビの画面遷移は興味を引くように作りこまれているので、視覚的、聴覚的に気を引くようになっています。
覚醒状態じゃないADHDの人にとっては、集中力を発揮する以前にやる気スイッチがオフのまま延々時間を過ごすことになります。
3. スマホやPCでネットやゲームを始める
スマホでネットをし始めるともうやる気スイッチはオンになりません。
次々に興味のあるリンクをクリックしてしまい、いつまで経っても本来やるべきことが始められません。
新規探求性の強いADHDは、新しいことがアタマに浮かぶと直ぐに知りたくなって、やらなければならないことを、いつまで経ってもしません。
また、自分が好きなゲームを始めたら最後。何時間も寝食を忘れて没頭してしまいます。
私の場合はシムシティーをすると、あっという間に7、8時間経ってしまい、数百時間を費やして人生を無駄にすると学習しました。
4. 視界に集中力を妨げるモノがある
部屋は常にキレイな状態でかつ、目の前に必要じゃないものが置かれていてはいけません。
部屋が散らかっていると、それだけで集中力を低下させて、やる気スイッチがオフのままです。
ADHDの人は部屋を片付けることが苦手な人が多いので、お金に余裕があればファミレスなどで、コーヒーを1杯頼んで、勉強や、仕事。ブログを書くと良いでしょう。
ただし、ファミレスのテーブルにおすすめメニューのシールが貼ってあると目障りで、つい注文してしまい散財するので注意しなければなりません。
やる気スイッチをオンにするには
1. ストラテラ・コンサータなどの治療薬を服用
やる気スイッチをオンにするには、治療薬を服用することが大前提です。これがければ脳が覚醒状態になりません。よほど自分の好きなことでないかぎり前頭葉が活性化して過集中状態になることはありません。
ADHDは脳の機能障害です。前頭葉で神経伝達物質のノルアドレナリンの量が不足していることが医学的に明らかになっています。また、前頭葉の血流量が低いことが光トポグラフィー(NIRS)の開発によって観測されています。
光トポグラフィー(NIRS)とは、、身体に害のない近赤外光を使用して脳の血流量の変化パターンを可視化する装置です。すでにうつ病、躁うつ病、統合失調症を見分けるのに使われています。
まずは、ストラテラ・コンサータ等の治療薬を忘れず服用しましょう。 ADHDが疑われる場合は、まずは心療内科に行きましょう。私はゆうメンタルクリニックを受診しました。
2. コーヒーを飲む
コーヒーにはカフェインによって覚醒効果があります。私の場合は、ストラテラを服用する以前はコーヒーによって覚醒していました。だいたい、コーヒーを飲料後、アイスコーヒーで平均35分、ホットコーヒーで25分程度で覚醒状態になりました。
2014年に毎回コーヒーを飲んでから覚醒状態になる時間をジブン手帳に記録していました。このコーヒー覚醒時間はストラテラを服用してからも特に変化はありません。
3. 自分の好きな音楽を聞く
自分の好きな音楽は気分が高まりやすいです。歌詞付きでもサウンドだけでも、洋楽でも邦楽でも好きな曲を聴きます。
聴きながら、勉強の準備や仕事の準備をすると、着手がスムーズです。
私の場合は、2014年に英語の勉強で瞬間英作文ををするために、仕事が終わった帰り道で15分程度自分の好きな曲を聴く儀式をしてから、勉強しはじめるとスムーズに勉強モードに移行できることが分かりました。
当時はストラテラを服用する前で、コーヒーのカフェイン効果と合わせて有効でした。
4. タイマーを使う
ADHDの人は過集中というという特性があります。
しかし、その後で虚脱という1日から2日のブランクがあり効率的ではありません。
タイマーを使うことで時間を意識して作業や勉強に取り組めます。100円のキッチンタイマーでも、スマホのタイマーでも、時間を計測するものなら何でもいいです。
時間になったら一旦やめて、5分~10分の休憩をするとリズムができて継続が可能です。集中力が途切れた時間を記録しておくと、フィードバックができます。
まとめ
- 帰宅後すぐに横にならない。副交感神経がオンになってやる気がゼロになる。
- テレビは電源をオンにしない。もしくはテレビを違う部屋に置く。
- PCやスマホでネット・ゲームを始めない。ネットに疲れてやる気がなくなる。
- 視界に集中力を妨げるモノを全て排除する
- 対策:治療薬を服用、コーヒーを飲む、好きな曲を聴く、タイマーを使う。
最後までお読み頂きありがとうございます!
次回もお楽しみに!
関連記事
【ADHD】発達障害,うつ病の原因は脳のせい 困難な人生から早く脱却しよう
【ADHD】メール返信の3つのポイント 即レス・パターン化・最適化 - ピコシムのブログ
悩みと不安の全く異なる2つの視点と解決の流れ - ピコシムのブログ