こんにちは、ピコシムです。
83歳の今上天皇が、生前退位する意向を示されました。
国事行為、儀式、国内外の行事の参加で多忙な日々を送られているので、年齢的に皇太子に譲っても全然不思議じゃないですよね。
それで、日本には元号があり、平成から変わることになります。
「明治時代」
「大正時代」
「昭和時代」
そして、「平成時代」と言われる日が来ます。
時代区分が国民象徴の天皇の在任期間と一致するので、イメージしやすいのですが問題も多いのです。
元号の問題点
- 行政文書に元号しか入っていないと、時代区分が変わったときに計算が面倒。
- 外国人は、HEISEI30NENって西暦で何年なの?SHOWA63NENっていつ?って混乱しそうGANNENってそんな数字無いぞ?
- 元号で管理されている金融システム、年金、マイナンバー、運転免許は、システムを更新するのに多大な労力とコストがかかる。
- 過去の時間には有効だけど、未来の時間はその元号の年があるか分からない
特に長期ローンで平成65年って西暦で何年かすぐに計算できません。
そんな未来が本気で来ると思ってるの?という野暮な質問は良くないです。その頃、今上天皇は120歳になっているはずですから。
また本来役所では元号を使う必要は無いのですが、慣習上利用しているそうです。その結果、事務手続きが煩雑になればなるほど自分たちの仕事が増えるので、局所最適化されて、全体にとっては不利益を被る構造となっています。
過去の元号
明治元年~明治45年
(1868年1月1日~1912年7月30日)※遡って明治開始日を1月1日に修正
大正元年~大正15年
1912年7月30日~1926年12月25日
昭和元年~昭和64年
1926年12月25日~1989年1月7日
1926年(昭和元年)は12月25日~12月31日の6日間で終了。
1989年(平成元年)1月8日~
平成が終わる日にちは当然ながら決まっていません。
現在に見合ったシステム作ったら?
現在の法律では天皇が崩御した翌日に新たな元号がつけられます。
明治や大正、昭和ならいずしらず、ある日「その日」がやってきたら、金融システム、年金、運転免許などあらゆる産業に影響します。 突然変わるわけですし、元号は崩御したあとに発表されますので、システムの変更は当然間に合いません。
日本では75歳以上は後期高齢者。
日本人の平均寿命は、
男性が80.50歳
女性が86.83歳
天皇は日本国民の象徴として、国事行為、儀式、国内外の行事への出席をしますが、83歳の今上天皇にはハードスケジュールで、年齢的に余生を楽しまれた方が、よいと思うのです。
国は2,3年のうちに皇室典範を改正の結論を出すと報道されていますが、85,6歳になってしまいます。
健康なうちに皇位を継承するのだから、すごく心遣いされていると思います。これは日本の社会とグローバル化する世界のために、元号は皇紀と同じような扱いにしたほうが、全体の幸福度が上がりそうですね。
それか、西暦を元号にしてずーっと同じままのほうが分かりやすくていいんじゃないかな。もちろん天皇制は残しておいて。
最後までお読み頂きありがとうございます!
次回もお楽しみに!