ピコシムのブログ

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社会の出来事を「なぜ?だから何なの?」の視点で探ります

理解型と納得型の話

ある塾の先生は、長年の経験から学習タイプは人によって2つに分かれる法則を発見しました。

  • 先生の説明を素直に受け入れる人
  • 自分が納得しないと前に進まない人

に分けられるそうです。

 

どういうことかというと、

先生の話を素直に聞く生徒には、

「理解型」「肯定形」「予定調和型」の素直なタイプがいて、

 

その「素直な人」は勉強ができるタイプに多くいて、

理解型は、教室で授業を受ける時や、参考書を読むとき、すべてを頭らから正しいものと受けとめ、肯定的に理解しようとする。

「そもそも数学という教科は、誰か知らぬが頭のいい人間がつくったものであって、教科の内部は構造的に整合性があり、必ず問題に対する答えはある」と無意識の内に考える。

悪問だらけの大学入試―河合塾から見えること pp156 

先生から見ると、優等生タイプです。

 

一方「納得型」は、いわゆる勉強ができないタイプで、

一つ一つの事柄に対して、納得出来ないと気が済まない。

授業中に疑問点があれば質問する。

問題が解けないと、そこで膠着してしまってなかなか先に進めない。

 悪問だらけの大学入試―河合塾から見えること pp156

 先生が板書して大勢の生徒に講義する聴講型学習だと、納得型は学業成績が悪い学生が多いそうだ。

 

私はその本を読んだ後、10年前に出会ったある人を思い出した。

 

その人は子供の頃、算数が全然できない少年だったという。

 

小学生の頃、 

なぜ、1+1が2になるのか素直に理解できず、

なぜ、9の次が、10になるのか変わったところに疑問を持つ少年でした。

 

まわりの同級生は、次々に理解して2ケタの足し算をしているのに、理解の進みが遅く、算数の成績は悪かったそうです。

 

彼は、中学生になったけど、

数学の最初にでてくる文字の式の計算がよく理解できなかった。

なぜ、文字を使うのか、なぜXとYなのか、なぜ関数というのか気になった。

 

まわりの同級生が、多項式の問題を次々と解いているのに、全然解けなかった。

当然、学業成績は芳しくなかった。

 

彼は、自分の疑問が気になっているところを調べはじめた。

ずいぶんと遠回りして時間がかかったけど、しばらくして自分が納得できるようになってから勉強が楽しくなったという。

 

その後、彼は、東京大学大学院で数学を研究したのち、博士号を取得し、現在は国立の研究機関で研究員をしている。

 

納得型は、いったん納得できると喜びが体に満ち、勇気百倍で先へ進むタイプでもあるので、その特性にあった学習環境があれば、理解型に負けない才能を発揮できる。

たとえ人より多くの時間がかかったとしても。

 

 

 

悪問だらけの大学入試―河合塾から見えること (集英社新書)

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