ピコシムのブログ

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ピコシムのブログ

社会の出来事を「なぜ?だから何なの?」の視点で探ります

天皇陛下「おことば」で分かれる全国紙の報道と主張

社会

こんにちは、ピコシムです。

天皇陛下は昨日ビデオメッセージで、生前退位の意向を国民に伝えました。

 

今回のブログは、今朝の朝刊で新聞各紙は、どのような立ち位置で報じたか比較しました。

産経、読売、毎日、東京、朝日、日経、赤旗webの順番です。

 

一面の表題と、社説の主張をざっくりまとめました。

一番最後には、各新聞の主張を『かなりざっくり』まとめてみました。

 

産経新聞

  • 生前退位 強いご意向
  • 天皇陛下「象徴の務め困難に」
  • お気持ちご表明 摂生には否定的
  • 首相「重く受け止める」
  • 真剣に議論し結論を 社会部長三笠博志
  • お気持ち全文

主張(社説) 

  • 天皇陛下お気持ち
  • 国の未来に丁寧な議論を 
  • 皇室弥栄へ政府の責任重い
  • 敬愛の念を新たにする
  • 英知集め課題にあたれ

将来の男系男子に寄る皇位継承が不安定であることに変わりはない。旧宮家の復帰など、皇統を厚くする方策についても考えなくてはならない。

産経新聞 2016年8月9日 朝刊 「主張」

コメント

産経新聞は、皇室は男系男子の皇位継承を望んでいる。現在の天皇制を維持することに産経新聞の強い意志を感じます。

読売新聞

  • 「象徴の務め困難に」
  • 天皇陛下 生前退位を示唆
  • 高齢・出樹で「体力低下」ビデオでお言葉
  • 政府法整備検討へ

社説

  • 識者多様な意見
  • 生前退位 広く議論必要

今後、精力的な活動が困難になった場合、象徴天皇たり得なくなるのだろうか。

自発的退位は、「国民の総意に基づく」という象徴天皇の位置づけと矛盾するという意見がある。

読売新聞 2016年8月9日 朝刊 「社説

コメント

読売新聞は、天皇の生前退位は問題が多いので、各種行事を皇太子に委ね、公務負担軽減する方策を例示。天皇の体調悪化の社会の自粛ムードは、国民が対処すべきであり、生前退位には否定的な論調。

毎日新聞

  • 「象徴の務め難しく」
  • 退位の意向 強くにじむ
  • 天皇陛下お気持ち
  • 公務縮小、摂生に否定的
  • 5~6年前から陛下、側近に相談 宮内庁長官
  • 有識者会議設置へ 政府

社説

  • 天皇陛下のお気持ち  前向きに受け止めたい

皇室の将来を考えれば、女性天皇などを含めた皇位継承の議論も必要になろう。それは決して不自然ではない。

每日新聞 2016年8月9日 朝刊 「社説

コメント

毎日新聞は、皇室の女系天皇の皇位継承について肯定的です。

東京新聞

  • 生前退位 強いお気持ち
  • 「全身全霊での象徴の務め、難しくなるのでは」
  • 天皇閣下が表明
  • 意識「5,6年前から」宮内庁長官
  • 首相「何が出来るか考えていく」
  • 解説 人間天皇として問いかけ

社説 

  • 未来につながる天皇制に「お気持ち」表明
  • 男系、女系でなく一系こそ

誇るべき内実は一系にあり、男系や女系ではないはずだ。

憲法は天皇の地位は国民の総意に基づくと定めている。天皇のお言葉にこたえ、国民の意志、意向を示し声にすべきだ

東京新聞 2016年8月9日 朝刊 「主張

 コメント

東京新聞は、男系にこだわらない皇室のあり方について言及しました。

朝日新聞

  • 天皇陛下 お気持ち表明
  • 退位の願い にじむ
  • 「象徴の務め 難しくなるのでは」
  • 首相が検討方針
  • 国民への影響案じる

社説

  • 天皇陛下お気持ち表明
  • 「総意」への議論を深めよう
  • 決めるのは国民
  • 皇室活動の再定義を

一連の事態は、象徴天皇制という仕組みを、自然人である陛下とその一家が背負っていくことに伴う矛盾や困難を浮かび上がらせた。

朝日新聞 2016年8月9日 朝刊 「社説

コメント

朝日新聞は、象徴天皇は自然人であり、皇室活動を再定義する必要があると主張した。

遠まわしに皇室存在意義に言及しているのかなという記述がありました。

赤旗 web版

  • 政治の責任で生前退位の真剣な検討が必要 天皇の発言 志位委員長が会見

志位氏は「日本国憲法で、生前退位を禁じているということは一切ありません。

日本国憲法の根本の精神に照らせば、一人の方が亡くなるまで仕事を続けるというあり方は検討が必要だと思います。 

政治の責任で生前退位の真剣な検討が必要/天皇の発言 志位委員長が会見

コメント

共産党の志位委員長の発言を取り上げ、生前退位について憲法の下では高齢の天皇の人権に配慮した方が良いという意味なのかな。

日本経済新聞

  • 天皇陛下 生前退位を示唆
  • 「象徴の務め難しくなる」
  • 衰え考慮 お気持ち表明
  • 首相「重く受け止め」
  • 政府、有識者会議の設置検討
  • 生前退位を考える 上「象徴の形」国民の総意で

社説 

  • 高齢化社会の象徴天皇制の姿を考えよう

象徴天皇制のあり方について議論を怠った政治責任は重い。

反省を促したい。 

日経新聞 2016年8月9日 朝刊 「社説

コメント

日本経済新聞は、天皇陛下が生前退位を主張したことは、政府の責任であると主張した。

 

ざっくり主張を図解してみる

かなり、ピコシムのざっくりと主観的な印象です。

f:id:picsim:20160809212458p:plain

 

産経は、現在の男系男子の天皇制を守るべきと主張し、

読売は、生前退位に否定的で、摂生や皇太子が代行でも良いと主張し、

日経は、天皇が主張した責任は政府にありと、直接皇室への言及は避け、

東京は、天皇制は男系、女系にこだわらず一系が大切だと主張し、

每日は、天皇制は、女系天皇でも良いと主張し、

朝日は、象徴天皇制自体の矛盾が問題の根幹、皇室活動の再定義をすべきと主張、

赤旗は、天皇の人権を尊重し生前退位に前向きな志位委員長発言を取り上げた

 

全紙ともに、天皇陛下への敬意と、生前退位国民の理解と議論が必要だという点は共通していました。

 

今回の天皇陛下の「おことば」の報道を比較してみると、各紙の主張と思想が分かりやすいですね。

主張の違う新聞を比べて読んでみると面白いですね。

 

社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学

社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学

 

 

id:picsim

最後までお読み頂きありがとうございます!

次回もお楽しみに!