ピコシムのブログ

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社会の出来事を「なぜ?だから何なの?」の視点で探ります

スゴーイですね視察団が日本の労働環境を視察したら

こんにちは、ピコシムです。

 

世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団|テレビ朝日

というテレビ番組があります。

外国人専門家を招聘して、日本の産業を視察するという内容です。

すご〜いですねと、外国人に褒めてもらい日本人の自尊心を満たす番組なのですが、

 

もし、外国人の専門家が日本の企業の労働環境を視察したら、絶対にスゴ〜イデスネ!!と言ってもらえそう!!という企画を思いついてしまいました。

 

今日のお話は完全フィクション、私の妄想です。

 

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スゴーイですね視察団に日本の労働について、視察してもらいました。

 

今回は、アメリカ、ドイツ、中国の大学を卒業した高度な技術を持った方々に、日本の労働を視察をしにきました。

 

日本では、政府が高度人材について1年で永住権を付与するとニュースになっています。外国人の方々から見て日本の労働環境について見てもらいましょう。

 

まずは、大企業です。

大企業D

 

この会社は日本で最も大きい広告代理店です。テレビCMなどを手がけています。

朝8時。社員が出社してきました。すごい数ですね。

早速企業の内部に入りましょう。

 

ドイツ人>8時半出社なのに、8時にはみんな集まってきているわね。

おや、朝礼をするようです。まだ始業時間前なのに!ドイツでは考えられません。

 

アメリカ人>私の国でも、始業後にミーティングを行います。

 

中国人>中国人はお金が貰えない時間に働く人は1人もいません。

 

さて、終業時間になりました。18時になっても誰も帰りません。

 

中国人>信じられない!なんでみんな残ってるのですか?

案内人>お付き合い残業で残っているのです。日本では上司よりも部下が先に帰ってはいけないという不文律があります。

 

アメリカ人>クレイジーですね

 

ドイツ人>スゴ〜イデスネ!!日本人はみんなそうなのですか?

案内人>全ての労働者ではないですが、お付き合い残業をしない人は、空気が読めない人、輪を乱した人と見られて、やる気がなくチームの一員とみなされません。残業をするのは普通のことです。

 

夜の22時になりました。オフィスの光が一斉に消えました。

 

出口に向かいましょう。セキュリティーゲートで一旦退社した社員が、ゲートを匍匐前進して逆戻りしています。

 

アメリカ人>彼らは何をしているのですか?

案内人>彼らは帰らなければならない時間ですが、仕事が終わらないため、セキュリティゲートをかいくぐって仕事をするためにオフィスに戻るのですよ。

 

中国人>信じられない!

 

ドイツ人>そんなことをしたら、上司が処罰や注意をしないのですか?

案内人>日本ではごく当たり前のことですから

 

アメリカ人・中国人・ドイツ人>スゴ〜イデスネ!!

 

大企業R 

さて、今度は標準的な企業にやってきました。

今日はボーナス支給日です。

 

アメリカ人>従業員のストラップの色が違うのはなぜですか?

案内人>正社員と非正規社員、パートタイマー、派遣社員によってストラップの色が違うのですよ。

 

さて、ボーナスの支給額が書いた明細書の封筒が渡されています。

中国人>なぜ、正社員の人にしかボーナスの明細書が渡されないのですか?

非正規社員やパートタイマー、派遣社員は、ボーナスが渡されないのが普通です。

中国人>だって、彼らは皆同じ作業をしているのに、なぜ待遇に差があるのですか?

 

案内人>日本では一般的な企業は、正社員にしかボーナスが支払われません。もし、非正規社員にボーナスがあったとしても、正社員と同じ額ということはありえません。

 

ドイツ人>私の国では同一労働同一賃金が当たり前なのに、ひどいですね。

アメリカ人>そんなに待遇が悪かったら、副業しないと生きていけませんね。

 

案内人>日本では7割の企業が副業を禁止していますので、彼らは1つの職業に専念するのが普通です。

 

アメリカ人、ドイツ人、中国人>信じられない。どうやってこの少ない給料で生活しているんだ!

 

さて、給与明細書を見せてもらいましょう。

案内人>先月あなたは何時間残業しましたか?

労働者Aさん>80時間ぐらいですかね。

 

ドイツ人>日本の法律では普通は何時間まで残業させられるんですか。

案内人>法律では週40時間以上の労働をすることはできません。

労働基準監督署に36協定を提出すれば、1か月で45時間まで残業させることができます。

 

ドイツ人>彼は、80時間も残業していますよ。

案内人>日本では残業することは美徳ですから、許されているのです。

 

アメリカ人>そんなに残業するなんで、なんて能力が低いのかしら。

案内人>日本では残業すればしただけ、上司に評価されるのですよ。

中国人>日本人の労働者はこんな待遇の悪さでも、労働組合は何も言わないのですか?

 

案内人>日本では普通労働組合があっても、労使協調路線です。しかも、非正規社員や、派遣社員は労働組合に入らないのが普通です。日本人は揉め事を起こしたくないという人が大半です。

 

アメリカ人・ドイツ人・中国人>日本ってスゴ〜イデスネ!!(皮肉)

 

監督官庁の厚生労働省

さて、日本の厚生労働省にやってきました。

厚生労働省は、日本の健康や福祉、労働について制度や法律を運用しています。

 

時刻は夜の18時過ぎです。

今は国会が開かれているため、誰も帰ることができません。

 

アメリカ人>なぜ、彼らは帰らないのですか?

案内人>国会の答弁書を作成するために、残されているんですよ。

 

中国人>彼らに残業代は出るのですか。

案内人>いえ、出ないですね。

 

ドイツ人>なんででですか?

 

案内人>公務員は、労働基準法が適用されません。人事院が決めた分の給与しか払われません。

アメリカ人>そんなことしたら、ストライキしますよね。普通。

 

案内人>公務員はストライキする権利はおろか、ストライキや団結することは法律で禁止されています。

 

ドイツ人>スゴ〜イデスネ!!、とても先進国とは思えないですね!! 民間企業も、公務員も、労基法についてみんな無知で無法地帯ですね!私なら絶対日本以外で働くわ!!

 

 

70代の視聴者の方から番組の感想です。

この番組は非常に不愉快だ、俺たちの時は、朝から晩まで働くのは当たり前だった。残業時間100時間ぐらい当然だ。これだから最近の若者は!

 

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これらの話は完全にフィクションです。

特定の団体、企業について実話ではありません。あくまで私の妄想でした。

 

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次回もお楽しみに!

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