こんにちは、ピコシムです。
絶妙なタイミングで出てくるスマホの広告で、「ページ単位広告」というものがあります。
皆さまご存知の、
- スマホの画面の下から「ヌルっ」っと出現する「バナー広告」
- リンクを押すと、全画面に広告が表示される「モバイル全面広告」
は、「ページ単位広告」といって、Googleアドセンスからβ版でリリースされました。
これを2週間前にブログに設置したのですが大失敗でした。
ユーザーのストレスを増やすページ単位広告
正直、欲しくもないサービスや商品の広告は
- 誰も押さないし
- 押したくないし
- 視界や動線の邪魔
でしかありません。
最近は、スマホでも動画広告が登場して、ユーザーのモバイルデータ通信量は上がり、コンテンツに集中できない困り者もでてきました。
そのたびにユーザーは、広告を押さないように気を遣うため余計に疲れてしまいます。
このブログでは、1日数十円ぐらいの収入になっていますが、いくら良記事を書いてもコンテンツ全体に対しての信頼性や著者の信用が落ちてしまいます。
ピコシムのブログのスマホの広告表示は、ページの1番下の目立たない部分だけにして、他は全部消しました。
読者に余計な労力と時間と手間をかけさせたら、せっかく来てくれたのに意図しない広告へ誘導されて、ブログの印象も悪くなるからです。
絶妙のタイミングで出没しイライラさせる広告
スマホの画面下から「うにッ」っと出てくる「アンカー広告」は、記事の本文を読んでいる時に出てきて、「イラッ」とさせてくれます。
また、ブログの他の記事のリンクを押すと、いきなり「モバイル全画面広告」という、全画面に広告が表示されて、ユーザーの行動フローをさえぎります。
広告の画面右上の×ボタンを押さないと、本来行きたかったリンク先に飛べず、「何なんだよ!」と思いながら、×ボタンを押して、ややテンションが下がった状態で、次の記事を読むはめになります。
このようなゲンナリした状態では、ユーザーの広告への興味や購買意欲を失っていきます。
アドセンス広告表示数だけ増加
ピコシムのブログでは、このようなページ単位の広告を表示させても、特にアドセンス収入は増えませんでした。
かえって、読者のユーザービリティを悪化させて、広告表示数は増えても、広告のクリック回数は減少ました。結果的にアドセンス収入は減少しました。
繰り返される歴史
これは、1990年代後半に流行った、バナー広告を彷彿とさせます。当時、バナー広告は物珍しさから多くの人がクリックしていました。
しかし、2013年にその役割を終えました。
ささやかれる Web 広告問題。 それは見られてもいない広告が膨大に売買されていることだ。 メディアも、広告主も、そして読者をも幸福にしない 広告ビジネスに転換期がやってくるのか? 見え始めたバナー広告終えんの動向と、その“次”を探る。
(中略)
ユーザーのバナー広告嫌いから、バナー広告漬けの Web メディアやサービスまでを嫌ってしまう傾向を引き起こしつつあることは否定しようがありません。
初期のバナー広告は、ただの小さい画像でしたが、次第に動くバナー広告が現れたり、点滅させたバナー広告が登場しました。
ホップアップ広告など、意図せず突然出てくるものもありましたが、アダルト広告などで全画面に表示されて困らせます。
このようなスパムチックな広告は、最初は物珍しさからクリックしますが、次第に誰にも相手にされなくなりマーケットから淘汰されて、ブラウザ上から退場させられました。
これと同じようなことが今、スマホの画面で繰り返されようとしています。
モバイル広告の過剰な表示はモバイル市場を毀損する
特に、意図しない動画広告や、誤操作でタッチした広告はいわば、だまし討ちみたいなものです。コンテンツ全体の信用度を毀損させる、やっかいな広告としてユーザーを困らせます。
また、ユーザーが意図しない挙動をする広告は、広告掲載企業のイメージダウンにもつながります。
確かに、広告表示が多ければそれだけGoogleにとっては企業に営業をする上で、強力なアピールポイントになることは間違いありません。
しかし、どんなに広告表示数がアップしても、中長期的には、サイト運営者にとっても、広告掲載企業も、各々の価値を貶めてしまいます。
ユーザーから嫌われる広告が市場に多く出回れば、広告ブロックアプリのニーズが高まるにつれて、モバイル広告のマーケットを毀損していくからです。
強引にオススメされた商品には良い印象を持ちません。必要のないダイレクトメールと同じようにゴミ箱へ直行するだけです。
未だにバナー広告や全画面広告が表示される場合の対処
ピコシムのブログではページ単位広告は削除しました。しかし、キャッシュが残っていると表示されます。
キャッシュの削除方法
iphoneの場合(safari)
[設定] → [safari] → [履歴とwebサイトデータを消去]
※この操作をすることで、自動でログインしていたサイトは、再度ログインIDやパスワードの入力を求められます。
Android(chrome)
[chrome] → URLバーの画面右上の [メニューボタン] → [履歴] → [閲覧履歴データの消去] → [キャッシュされた画像とファイル] → [データを消去]
※ページ下段
最後までお読み頂きありがとうございます!
次回もお楽しみに!
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