ピコシムのブログ

社会の出来事を「なぜ?だから何なの?」の視点で探ります

アスペルガーの疑い!? あれから4年

こんにちは、ピコシムです。

今回はピコシムのブログを始める以前の、4年前の過去記事から転載します。

当時の私はADHD(注意欠陥多動性障害)であることはまだ分かっていませんでした

自分が何らか発達障害であるかもしれないと、友人から言われたことで、初めて動き出した時期でした。

 

以下2012年5月に書いた記事です。

★★★

以前、幼馴染のヨッシーさん(女) から、ピコシムはアスペルガーじゃないの?って言われて、自分でも気になったのでwebでアスペルガーか診断できるテストをしてみました。

テストしたサイト↓

asperger.nerim.info

 

それで結果は、

「アスペルガーの可能性あり!!」

マジかよ・・・。

以下、サイトから。

あなたの得点は33点です。

  • 社会的スキルのなさ 7点 
  • 注意の切り替えの悪さ 8点 
  • 細部への注意のしすぎ 3点 
  • コミュニケーションのできなさ 7点 
  • 想像力の無さ 8点 

あなたの合計は、33点以上で閾値を越えています。
気になる人は正式な診断を受けてみましょう。自閉症が免罪符になるわけでもありませんが、原因がわかれば対策を立てることもできるでしょう。

「知的障害がない自閉症」を通常、アスペルガー症候群と呼ぶようです。
おやおや?。閾値を超えているよ。

一応、大学院も出ているし、知的障害はない・・・と思うから、アスペルガー症候群候補ですね。

それで、どこに行けば診てもらえるのか調べてみたところ、ピコシムの住む地域では、

「東京都発達障害者支援センター(TOSCA)」

というところに予約の上、相談してくださいということでした。

ただし、医師によってはアスペルガーではないと診断されることもあるため、客観的な判断材料として、母子手帳、学級通信簿、卒業文集等の持参が必要になるそうです。

実家は遠方なので郵送してもらおうか。

いろいろ不安はあるけど、フローチャートで整理すると下のような流れになります。

 

f:id:picsim:20160805014040p:plain

不安はあるけれど、まずは相談してみよう。

 

★★★

以上、2012年5月28日の記事でした(一部内容を変更しています)

 

結局、そのあと支援センターに電話をするのですが、2012年当時、最短で半年待ちだったため諦めました。

そして、2013年に心療内科に行くのですが、精神科医から「アスペルガーの傾向はありますが完全なアスペルガーとはいえないでしょう」と言われ、

「一応、精神を安定させる睡眠薬を処方しておきますね!」と言われて、睡眠薬を飲みましたが、根本的解決には至りませんでした。

その3年後、ピコシムのブログをはじめて、
人の気持は何が決める?-文系と理系の考え方の違い の記事の中で、

多数派の人の気持を読み取る能力が長けていないと、社会的に生きていくことが困難になります。

東京大学の大学院生がツイートしたことが話題になっています。

www.j-cast.com

 を、書いた瞬間に『これは自分の事だ!』と気づき、再び心療内科を受診しました。

その結果、2016年2月にADHD(注意欠陥多動性障害)と診断され、改善薬のストラテラが処方されました。

結局アスペルガーではなかったのです。

4年ぶりにアスペルガーテスト

あれから4年。 

再び、AQ-J-ADHDの検査 をしたところ、大幅に改善していました。

4年かけて(AQ値)は33点のアスペルガー閾値から、15点の普通の人になりました。

 

社会的スキルの無さ 7→2(+5ポイント改善)
注意の切り替えのできなさ 8→3(+5ポイント改善)
細部への注意のしすぎ 3→4
コミュニケーションのできなさ 7→2(+5ポイント改善)

想像力の無さ 8→4(+4ポイント改善)

社会人の平均値は18ですので、15だとそれより少し良いぐらいです。

AQ値が改善した理由を考えてみた

  • 経験値が上がり自信がついた
    パターン認識で社会的スキルの低さや、コミュニケーションが改善
    想像力の無さは、過去の失敗の経験から学び想像できるようになる
  • ストラテラが処方されて不注意による問題が改善した
    前頭葉の血流減少が改善。ノルアドレナリン(やる気の神経伝達物質)がストラテラによって正常に分泌されはじめたことが要因

当時を振り返って

2012年当時、自分が何かの発達障害ではないかと、とても心配していました。仕事は全く上手くいかず、トラブルが続き、職場での人間関係は最悪。精神的にも非常に落ち込み、生きているのが本当に辛く嫌になりました。

どの仕事に就いても、職場に受け容れてもらえず、転職を繰り返す中で生きていく自信と希望を失っていきました。

今思うと、二次障害のうつ病を発症していたと考えられます。

当時、大人のADHDは、やっと精神医学書に掲載され始めた段階で、大人の発達障害診断ができる医療機関は圧倒的に不足していました。

一番の不安は、自分が何の発達障害を持っているかが、はっきり分からないこと。

不安定な立場に置かれる中での将来への不安でした。

薬による治療が始まるまで4年前の出来事でした。

これから受診する方へ

自分が何かの精神的な障害や、発達障害かもしれないと思ったら、まずは定評のある心療内科を受診して下さい。私はゆうメンタルクリニックに行きました。

精神科医によるヒアリングや、カウンセラーからカウンセリングを受けることができます。

また、自分で可能性のある発達障害について、知識を深めておくことが必要です。

インターネットや専門書で調べて、自分はどんな障害を持っているか、何をすれば現状より良くなるか、どんな薬があるのか知識を持つことで、心の準備と医師への相談が容易になります。

 

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id:picsim

最後までお読み頂きありがとうございます!

次回もお楽しみに!

 

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