こんにちは、ピコシムです。
はてな匿名ブログで、小学校の入学説明会に行った保護者が、FAXでの出欠に驚愕していました。
むしろ、FAXがいまだに標準で使われているってことに驚きました。
いまどき、FAXというレガシーデバイスを指定するなんて、メールじゃだめなんですかね。
おそらく、20代~30代の世代は、FAXなんて普段使わないし、コンビニでしか使ったことがない!一回50円も払って面倒じゃないですか。という若い世代が保護者に増えてきたということ。
FAXの普及率を調べてみました。
家庭世帯のFAX普及率は42%
今時、FAXって家庭の普及率って逆にどうなのとか考えてしまったので、調べてみたら、2015年時点で42.0%でした(総務省調査)
昔は、連絡帳が保護者と先生の連絡ツールだったことを考えると、FAXになって進化したんじゃないですかね。35年以上遅れていますが。
事業所のFAX普及率は97.8%(2006年)
事業所のFAX普及率は97.8%でした。学校等でもFAX普及率はほぼ100%と考えてよさそうです。
2006年のデータですが、以降は事業所のFAX普及率の調査結果がありませんでした。
すでに、総務省でも忘れられているFAXですが、通信インターフェイスの廃止・導入に決定権のあり、Eメールの使い方が分からない高齢者のためのツールでしょう。
参考:平成18年「通信利用動向調査」の結果
FAXを使い続ける日本に対して、海外メディアの反応
2017年以前に投稿された過去記事ですが、
海外メディアは、日本人のFAXがいまだ活用されている理由は、高齢化社会が原因とみています。
ニューヨーク・タイムズ紙は、
「高齢化社会が絶対確実な方法に執着することが、ファックスへの固執に象徴される」とし、
英Global Lingoも「技術の進歩についていけない高齢者が昔ながらの方法を好むことが日本企業のファックス依存の要因ではないか」とみている。
学校の方針や権限を握っているのは、50代後半の校長先生だと思うので、レガシーインターフェイスのFAXはまだまだ無くなりそうにありません。
過去に、イギリスBBCでも日本のFAX問題について言及しています
抄訳
日本では、いまだに事業所でカセットテープやFAXが使われています。
原因は、日本の事業所の大半が中小企業であり、彼らは保守的なため。
doropboxなどの新しいツールを提案しても、経営陣に却下される。
日本がアナログ習慣を捨てて、デジタル化することができなくなったということは、「企業は生産性の向上を失っている」と、数年間日本の大企業で働いていたKoppさんは言っている
ニューヨークタイムスでは2013年の記事で、いまだにFAXを使っている日本を馬鹿にしてますよ。タイトルが、「ハイテクジャパンで、FAXにロールオン!」
米国では、FAXがスミソニアン(過去の科学・技術の歴史博物館)がコレクションに2台のマシンを追加しているような人工物になったと、技術史家は述べています。
日本まだFAX使ってるの?遅れてますね~って言われてますよ。悔しくないですか?
でも、過去の栄光時代を知っている高齢者世代が、現役から引退するまでなくならないかも。彼らは超保守的なので仕方ないです。
脳の老化なので、本人のせいというよりは、生物学的に新しい知識ややり方を拒絶してしまうので、どうにもならないので仕方ありません。
学校の事務をまとめて外部委託しては?
先生の業務が多すぎるので、残業せざるを得ない。
だったら業務委託しては?
連絡の電話はダメという反応への対策を考えてみる
→教育委員会ごとにコールセンター設置して対応してもらったら?
→もちろん外部委託でいいんじゃないですかね?
→外部委託だと情報が漏洩しそうなら、秘義務契約の締結と罰則条項つけておけばいい
それでもFAXにこだわる件
- 保護者の筆跡が必要? →メールで写真でも添付したらいいんじゃないの?
- スマホのアプリを使って休みます連絡入れたら?(ラインとか)
- クラスごと、学年ごとに管理したら?
ラインやメールは教員が個人的なメールを保護者にしまいそうだから禁止
仮説
- 個人的に保護者と教諭がメールをして不倫しちゃった?
- 教員と児童・生徒との不適切な関係があった?
→教員に保護者と変な関係になっちゃいけませんよって同意書をとったら?
→定期的に教員にコンプライアンステストを実施したら?
→外部委託で、定期的に監視してチェックしたら?
なんか、FAXじゃなきゃいけない理由ってないと思うんだけど、学校教育現場で出来ない理由は、決定権者の教育委員会や校長、教頭世代が、効率的な仕組みを考えるのが難しいからじゃないんですかね。
別に、学校現場だけじゃなく、日本のほとんどの事業所がこんな状態だから、生産性があがらない。
だったら、一度、若手教員からアイディア募集したり、民間のコンサルから業務改善提案受けて、先生方や保護者の労力をもっと減らしてみてはどうでしょう。
せっかくの、FAXの問題提起をうけたので、すご~いですね視察団に来てもらって、
「まだFAX使ってるんですね!すご~いですね!」って外国人の皆さんに言ってもらったら、レガシーインターフェイスを愛してやまないTV視聴世代の彼らを感化・奮起させて世の中が変わるかも。
P.S 日本のプリンターは、FAX付き、スキャナー、コピー、印刷ができるプリンターがあるので、レガシーなのかハイテクノロジーなのかわからない凄さがあります。
きっと、外国人からはダイヤル付きスマートフォンにみえるんじゃないかな。
最後までお読み頂きありがとうございます!
次回もお楽しみに!