こんにちは、ピコシムです。
以前、会話を瞬時に理解できない問題 を記事にしたところ、多くの人から反響がありました。
会話の不理解は、意図しないトラブルの元凶、言った言わないの水掛け論に発展しやすいです。
今回は、その中で口頭でのコミュニケーション「聞き間違いが多い問題」について、私の事故例を元に、どうすればいいか考えます。
私の聞き間違えによる事故例
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クライアントと約束した集合時間を間違えて大遅刻
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クライアントと約束をしていたと勘違いをして待ち続ける
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クライアントから口頭で依頼された仕事内容を、聞き間違えて指摘される
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「あれ、それ、これ」などの指示語の意図する解釈を間違えて行動する
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主語があいまいな会話の意図を読み間違える
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内容を理解していない空返事が多い
聞き間違いの何が問題か
- 聞き間違いが原因で、自分や相手の仕事の段取りが悪くなる
- 聞き間違いが原因で、自分も相手もストレスで疲れる
- 聞き間違いが原因で、信用問題に発展
- 聞き間違いが原因で、自己不信、仕事の能率が低下
問題の切り分け
自分が間違っている場合(ADHD要素)
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意図せず聞き間違える、勘違い、忘却
- 意図して聞き間違えたり、忘れたことにする
ADHD要素があると、意図しない間違えが多く発生します。学生時代、「天然だね」と言われていましたが、働き始めてからは大変問題になります。
自分から意図して聞き間違えたりする、高度なテクニック『ウソ』もありますが、割合的に少ないです。相手にとって、どちらのケースも良くないわけなので問題です。
相手が間違っている場合
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意図せず聞き間違える、勘違い、忘却
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意図して聞き間違えたり、忘れたことにする
自分自身のメモ等の記録で相手が間違っていると確信できている場合、相手の誤った意図の有無を推測します。
相手が、意図せず聞き間違えたり、勘違いをしたり、忘却したりする人の場合は、事前にリマインドをして、文書化することで再発防止が可能です。
相手が、意図して聞き間違えたり、忘れたこととしていると推測できる場合、その真意を推測します。悪意のある支払の遅れ、パワハラ、モラハラなどが該当します。
どうすればよいか
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自分と相手にメール、LINEなどで予定をリマインドしておく
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仕事の目的、期限、品質、予算などあらかじめ文書で確認、コンセンサスをとっておく
- 主語が曖昧な指示は確認する
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相手のコミュニケーションの嗜好によってアプローチを変える
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電話はアプリ等で録音しておく、極力、文書として残しておく
- 応対パターンを学習する(数をこなして経験値を増やす)
- 自分を責めない、相手を責めない
- 別のコミュニケーション手法からアプローチ
- 相手の思考やコミュニケーションの手法パターンを理解、記憶しておく
- 薬による治療
技術
- 録音アプリを使う
- 通話録音アプリを使う
- メール、LINEなどの活用
言った言わない問題が発生した場合の応対スクリプト
ゴールの設定
引き下がる案件か押し通す案件かどうか
引き下がる場合
申し訳ございません、私の勘違いのようです、あらかじめAさんに再度確認しておくべきでした。今後はリマインドするように致します。
押し通す場合
ときには引き下がれない案件も出てきます。
その時は、
「私がAさんと話した内容を記録したメモでは、××月□□日△曜日の○○時、Aさんは△△の件にお電話でお伝えして、Aさんからの了承を得ています」
と、毅然と対応します。特に声のトーンは重要で、大きな声でハキハキと伝えることで、相手の持つ印象が変わります。
力関係がどうかによって変わってきますが、現状は引き下がる場合が圧倒的に多いです。
ADHDの原因は遺伝子
ADHD(注意欠陥多動性障害)は、遺伝子レベルで問題ということが研究で分かってきました。
神経回路の異常は以前から言われていましたが、遺伝子の型に問題があるそうです。
研究チームは、磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影した7~14歳の複数の健常児とADHD児の脳画像を比較。ADHD児は、この神経回路の機能的な結合が健常児に比べて弱く、結合の度合いは遺伝子の型によって差が生じていることが分かった。
2017年7月11日 ADHD、神経回路の異常が影響 福井大発達研究センター発表 | 医療 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE
問題の遺伝子の型が明らかになったことで、今後治療薬などの開発が進むことでしょう。
遺伝子治療の研究を待てないぐらいお困りの方は、今すぐ心療内科を受診して、医師から処方をうけましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回もお楽しみに。

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