ピコシムのブログ

社会の出来事を「なぜ?だから何なの?」の視点で探ります

【ADHD】長時間労働は覚醒しない不思議

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こんにちは、ピコシムです。

最近、国を上げて長時間労働撲滅運動がされています。

 

長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導結果を公表します |報道発表資料|厚生労働省

で、企業名や事業所名は公表されるの?

と、疑問に思ったので、

厚生労働省労働基準局監督課に電話で問い合わせた所、

今のところも将来も法令違反した企業名を公表する予定はございません

とのことでした。

そこが一番重要なんですがね。株価に影響して日本経済悪くなっちゃうんですかね。

労基署が違法企業に一定猶予与えるので、それまでに改善してねってことなのでしょう。

 

www.jiji.com

 

ここから、本題です。

 

私も、朝7時に家を出て、夜23時に帰宅するという生活を続けています。

長時間労働で、疲労が蓄積し、精神的にも肉体的にも疲弊しています。

 

私は、過去記事でも紹介したとおり、ADHD(注意欠陥多動性障害)という脳の機能障害が判明し、医師の診断のもとストラテラという薬が処方されました。

ストラテラ(アトモキセチン=ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)は、ADHD(注意欠陥多動性障害)の症状を緩和する効果があります。

 

ところが、昨今の長時間労働で疲労感が蓄積している状態でも、薬を飲めば覚醒状態になってヒャッハーしたり、多幸感に満ち溢れたりするのでしょうか。

以下、私の体験談です。

ストラテラの理想と現実

理想

  • 長時間労働しても常に覚醒状態
  • どんな仕事でも苦にならない多幸感
  • 悩みがまったくなく気持ちが前向き
  • 集中力が持続してヒャッハー状態

現実

  • 長時間労働の疲労感で覚醒状態にならない
  • どんな仕事でも疲労感が蓄積していると、多幸感は生まれない
  • 「何してんの俺?」という後ろ向きな気持ちになる
  • 忘れ物、やり忘れ、段取りの悪さなど不注意な状態が目立つ

ADHDの治療薬のストラテラは、脳内物質のノルアドレリン再取り込み阻害剤です。

ノルアドレナリンは、

  • やる気の向上
  • 集中力の持続
  • 多幸感

などを生み出しますが、疲労困憊のせいで、ノルアドレナリンが通常より出ていないか、

「お前もう休めよ!」と信号を出している脳内物質(トリプトファン)などが出ているせいか、

全く覚醒状態になりません。

 

脳内物質のノルアドレナリンを、シナプスからシナプスへ、ちゃんと送り届ける役目をするストラテラは、ADHDの人にとって非常に重要ですが、

ちゃんと休まなければ薬の効果は薄いです。

 

長時間労働によって過労や疲労が蓄積すると、ストラテラを飲んでも、もともとのノルアドレナリンが放出が弱くなっているのか、全然、やる気集中力も、多幸感もなく覚醒状態になりません

朝7時出発夜23時帰宅生活って誰でも疲弊する

一労働者が、一日16時間も活動している生活は本当に疲れます。

AM7-PM11まで家にいませんから、初期のセブンイレブンの営業時間と変わりません。

結果、

  • 体力の消耗
  • 気力の低下
  • 風邪を引きやすい
  • ブログを全く書けない、書く気力が起きない
  • 知的好奇心が全く沸かない→疑問に思うことがゼロ(思考停止状態)

薬の効果で多少前頭葉の部分はスースーしており、ストラテラの薬の効果があるのだなと思いますが、疲労蓄積で生産的な活動には結びつきません。

ADHDはじゃなくても長時間労働は疲れる

無論、世の中には

「俺はもっと働いているぞ!」

「24時間働けなくて、コレでも社会人か!」

「1ヶ月休み無しで残業100時間している俺のほうが凄いぞ!」

などと、おっしゃる方々もいらっしゃるでしょうが、早く労基署に行って下さい。

疲労感を吹き飛ばすお薬が欲しい方へ

手っ取り早いのは何十時間も働いても、疲労感を吹き飛ばす薬は、メチルフェニデート(覚醒剤)が有力です。

ご存知のようにその薬物は日本でも世界各国でも禁止されております。

覚醒剤は人生も吹き飛ばしますので、このブログでも決してオススメしません。

 

疲労感を減らすのは、適度な睡眠休息水分の補給です。

 

www.picsim-blog.com

もし、現在でも覚醒剤が世界中で利用されていたら、日本だったら上司の命令で覚醒剤服用を命令されて、心身ボロボロになるまで働かされて、捨てられるんじゃないですかね。

長時間労働でお悩みのADHDの皆さまへ

世の中のADHDの皆さまにおかれましては、

  • 職場で空気が読めないとか、
  • 協調性がないとか、
  • 不注意なミスがある、
  • TPOをわきまえない不適切な発言
  • 衝動的な行動

についてさんざん他者からご指摘を受けていたと思われますので、

本件のような違法な長時間労働でお困りの方は、職場の空気をあえて読まずに、お近くの労働基準監督署にご相談されてみてはいかがでしょうか。

もし、あなたが監督者の立場で、長時間労働を部下に強いているのであれば、労基署からの指導や、検察に告訴される前の段階改善しましょう。

 

 

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

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最後までお読み頂きありがとうございます!

次回もお楽しみに!

 

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