こんにちは、ピコシムです。
先日、Twitterを見て、近未来って凄いことになりそう!と思ったツイートがこちら。
俺らって、核融合と量子コンピュータ、それに伴うシンギュラリティの達成、そして癌の撲滅をリアルタイムで経験できる可能性が高い世代なんだけど、15年後の社会って、良くも悪くも今とは全く違ってたりする事を期待してる。
— 稲葉渉 (@inabawataru) 2017年3月18日
ドキドキさせてくれますね!
2017年に22歳の新卒の人が、2032年 37歳になった頃の未来です。
驚くべき科学技術の進展が、この15年の間にありそうなので、実現しそうな順から未来の技術についてまとめました。
1.自動運転技術
2.量子コンピュータ
3.がんの撲滅
4.核融合発電
では、見ていきましょう。
1.自動運転技術
自動運転技術は、現在世界各国で開発中です。
自動運転にはレベル0〜5までありますが、日本では、2016年に発売の日産セレナでレベル2の運転支援システム搭載しています。
2017年はアウディーA8が、レベル3の自動運転車を発売予定です。完全な自動運転はレベル5ですが、2020年代以降になりそうです。
出典:audi
2016年 運転支援機能 レベル2 日産セレナ発売
出典:clicccar.com
ミニバンで世界初となる、レベル2の運転支援機能プロパイロットが搭載されています。前方車両を追尾する機能がついています。
時速10キロ以下で、前方の車を追尾して、加減速、ハンドル操作をしてくれます。
時速30キロ以上で、アクセル、ブレーキ操作を自動で行います。
2017年 世界初自動運転 レベル3(オートパイロット)アウディーA8 発売
出典:audi
2017年は、世界初の自動運転車がアウディーから発売されます。
アウディーは、世界で初めてレベル3の条件付き自動運転(オートパイロット)を実現したA8を発売する予定です。
2020年頃に高度な自動運転車が発売(レベル4)
日本では、2020年頃から高度な自動運転車が発売される予定です。
国内大手のトヨタ自動車は、予定非公開となっていますが、2020年代といわれています。
2020年に向けて国土交通省では、自動運転車の法整備が進められています。
2020年 自動運転バス実用化
2017年現在、既に自動運転バスの社会実験が、秋田県や千葉県、沖縄県などで行われています。
もう、赤字で鉄道輸送しなくてもOKだね!
今後の予定
2018年 自動運転車公道走行の法整備(国内)
2020年 自動運転バスの商用化(ソフトバンク)
2020年代 自動運転車普及
高齢者の暴走事故は、自動運転車の普及でなくなることでしょう。
クルマのOSは共通化する可能性あり - 日経トレンディネット
2.量子コンピュータ
米IBMが量子コンピュータのシステム構築用APIを公開(ニュース) https://t.co/lWriXfus1b pic.twitter.com/FqH7rlKjXs
— Nikkei BP ITpro (@nikkeibpITpro) 2017年3月6日
量子コンピュータは、ざっくり言うと、計算能力が1億倍早いコンピュータです。
何ができるかというと、
- シュミュレーションの計算が得意
- 分子構造の解析や、量子力学の研究が飛躍的に向上
- 新薬の登場サイクルが早くなる→ ガンの撲滅
これによって、科学の新発見や、医療が発展する予定です。
2011年には、世界初の量子コンピュータが、カナダD-Wave Systems社から発売されています。
今後の予定
2017年 IBMが商用の量子コンピュータシステム「IBM Q」発売予定
2030年 国内のIT人材が59万人不足
2045年に、人間の脳より人工知能が優れた能力を持つようになる(技術的特異点)
次世代ITを支える日本の「研究室」:何千年分の処理を数時間で――夢の超高速量子コンピュータの世界 (3/3) - ITmedia エンタープライズ
加速度的に科学技術が進歩しそうな予感です。
3.がんの撲滅
量子コンピュータで、あらゆる薬がスピーディーに、開発されるようになります。
日本人の2人に1人はがんになりますが、
今後は、進行性のがんでも、オーダーメイド治療薬で、副作用がなく完治できるようになります。
現在は、1つの新薬が作られるまでに、開発費用 500億〜1,000億円、開発期間 10年〜15年かかっています。
ですから、数万人に1人の難病患者に対する治療薬は、コストと時間に見合わず、見捨てられてきました。
今後は、量子コンピュータを利用できるので、
- 1億倍の早さで、新薬開発に必要なタンパク質の分子構造の解析できて、
- 新薬開発の研究費用が恐ろしく低コストになるでしょう
(製薬会社が巨額の薬価で販売したり、MRの人たちの存在意義がなくなりそう)
私たちが、生きている間には、人類はがんを克服できるかもしれません。
副作用のないがん治療に挑む! ――「進行がん」の細胞を狙い撃ちし、薬をピンポイントで投与する(前編) | Mugendai(無限大)
3.核融合発電
出典:wikimedia commons
核融合発電は、次世代型の発電技術です。
発電量は100万kwで、大型の火力発電や原子力発電と同じぐらいです。
特徴は、重水素や、ヘリウムなどの軽い原子を燃料として使い、その熱で水蒸気をつくりタービンを回して発電します。
核融合科学研究所によると、
海水3Lとリチウム0.3gだけで日本の1人あたりの年間電気使用量分を得られる
日本人の1人年間エネルギー使用量は、石油3.5トンに相当するので、夢のようなエネルギーです。
ホント凄すぎますね!
現在の原子力発電との違いは、放射性廃棄物の量が原子力発電よりも少なく、メルトダウンの危険性がないことです。
今後の予定
2020年にフランスで実験核融合炉が発電開始予定
2035年頃、日本で核融合炉を日立と東芝が建設予定
核融合炉の実用化は、21世紀後半
まとめ
- 2020年ごろ自動運転車発売
- 量子コンピュータで科学技術が桁違いに発展
- 新薬開発が早まり、がんが撲滅できる
- 核融合発電で、エネルギー問題が解決
これは、楽しみですね。
しかも、順調にいけば、リニアが名古屋まで開通して、札幌まで新幹線が開通してるはず。
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今から15年前は、2002年。
Jフォンから写メールが開始されて、浜崎あゆみが全盛期で、小泉総理が歴代初の北朝鮮を訪問しました。
その年、ブッシュ大統領がイラク・シリア・北朝鮮を悪の枢軸だと発言をして、翌年イラク戦争が始まりました。その頃、日本ではSMAPの『世界に一つだけの花』が大ヒットしました。
光陰矢の如し、あれから15年が過ぎ、あの頃の未来にたどり着きました。
将来予測なんて、すべてが思うほど上手くはいかないし、役に立たないかもしれません。
それでも、未来に一縷(いちる)の望みを託して、その日まで、また今日も頑張りましょうか。
最後までお読み頂きありがとうございます!
次回もお楽しみに!