こんばんは、ピコシムです。
日本テレビのザ・世界仰天ニュースで『チック症』について取り上げられていました。
内容をメモをしておきます。
脳の神経伝達物質の以上に悩まされた、堀川充さん。
子どものころから、運動神経がよく、勉強得意。女子にもモテる。
ただ、5歳頃から興味のあるものに触ったり、甲高い声を出したり、顔をしかめる症状が出る。
運動性チック症という症状だ。
「チック」という症状
チック症とはどんな症状なのか
- 脳の神経伝達物質の異常による症状のこと
- 自傷行為(自分の顔を叩いてしまう)
- 甲高い声が出る
- 顔をしかめる症状が出る等様々
- 家族の顔を叩いてしまう
- 激しく自己嫌悪に陥る
- 何かに集中すると症状が出なくなる(本を読む、楽器をひく、スポーツをする、歌をうたう)
患者の精神的な不安
- 他者が自分を受け入れてくれるだろうかと言う不安
- 周囲から変な目で見られる不安
当時の治療(昭和時代)
- どこの病院に行っても治療法が分からない。
- 医師からはただの癖と見られる
堀川さんの就いた仕事
- 運送業の仕事に付く
- 転職し保険営業の仕事の営業はトップクラス
- 運送会社を開業
- 一人でいる時間が長く持てる仕事に就く
プライベート
- 彼女ができて、結婚を考えるようになる
- しかし、彼女は堀川さんのチックの症状の我慢の限界になり、彼女は別れた
- 現在は母親と弟と暮らす
本人は一番悔しく、自分の意思に反して症状が出る。精神的にも耐え難いこと。
電車、狭い空間のなかで症状が出ないことを祈るが、抑えることが出来ない。
他人から奇異な目で見られ、視線が痛く自己嫌悪に陥る。
子供の頃
- ただの変な癖とみられる
- 病気への理解がなかった。
- 家族の無神経な言葉
- なぜ苦しみを分かってくれないのかという気持ち、自暴自棄になり暴れるようになった。
- 僕自身がいなくなっちゃえば苦しまなくてすむ
- こんな人生なら死にたい。
- 何度も痛くても勝手に肘を打ち付けたり、後頭部を叩く。
大人になった後
- 会社内や取引先で奇異な目を向けられ、仕事にも影響
- プライベートでも彼女の理解が得られず独身で過ごす
- 16年前にインターネットで治療できる病院と薬に出逢う
- 現在は症状が落ちついている
- 薬を服用した結果、症状が軽くなった。
- 病気を抱えながら、自分の会社づくりに動く。
堀川さんの言葉
チック・トゥレット症候群がなかったら普通にサラリーマンになって、結婚して、子どもがいて、親は孫と過ごせただろう。
薬の重要さと、病気への理解が広まることを願っている。
世界仰天ニュースから(要約)
もし子どもにチックの症状が出た場合は
- 「温かい無視」をする
- 保護者が不安になる。保護者が焦る。チックを注意する。子どもの不安や緊張感が高まる。チックが増える。
- 注意をしすぎるとチックの症状が悪化する
- 発症は3歳あkら10歳の子どもに多い。
- 10%~24%小児期。
- 95%は一過性のもので自然に消える。
実際に、自傷行為に悩む患者が多い。
病気が認知されることで、診療に来る人が多くなっている。
癖と、チック・トゥレット症候群の線引は医師でも難しい。
海外の事例
リアム君の症状
- 自分の体を拳で叩きつける
リアムくんの言葉
僕の夢は普通の人になること。
世界仰天ニュースから(要約)
治療法
- 脳深部刺激療法(トゥレット症状で国内で手術される例は少ない)
- 電極を脳の深部に埋め込み、微弱な電流を流し、投薬の治療と一緒に症状を軽減する
- 手術の結果症状が出なくなる
感想
脳の神経伝達物質の異常によって症状がるチックトゥレット症候群。
本当に症状を抱える人にとって、耐え難いものだと思う。
ADHD(注意欠陥他動性障害)との共通点は、脳の神経伝達物質の異常です。
本人の意思に反して症状が出てしまい、家族の無理解、医師の症状への無理解、社会の病気に対する無理解によって、周囲の人間から奇異な目で見られた結果、自己嫌悪に陥り二次障害(自殺企図、うつ病)などの症状がでてしまいます。
これって、本当に大変ですよね。
現在では薬による治療が可能になり。チックの場合、海外で外科手術によって改善できるようになりました。
まずは定評のある病院で診察を受けましょう
- チックの症状は現在薬で症状を抑えることが出来ます。
- 正しく診察してもらえる医師をネットで探しましょう。
これは、ADHD(注意欠陥多動性障害)でも同じ流れです。行動療法だけでは限界があります。
チックもADHDも(脳の機能障害)が原因です。
薬によって症状が緩和するなら、まずは薬を病院で処方してもらうことが大事です。
ネット上では副作用などの悪い情報が沢山出回っていますが、副作用よりも症状が改善して平穏な社会生活が送れることがもっとも重要です。
過ぎてしまった時間は取り戻せません。
できるだけ早く定評のある病院に行きましょう。

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最後までお読み頂きありがとうございます!
次回もお楽しみに!
脳の機能障害は、チック症の他にもADHD(注意欠陥多動性障害)にも共通しています。薬によって改善されることが分かっています。